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編集するまち

「つくり手」たちが活躍する、ものづくりのまちではいま、個性豊かな事業にチャレンジする若者たちが、地域の担い手として、様々な活動もはじめています。そんな動きに目をこらし、丁寧に集め、つなぎ合わせる。「つなぎ手」として、新しい視点でまちを編集してみると、これまでの文脈からは生まれなかった、まちの未来が現れてきます。

三条市は、技術と品質とアイデアを武器に、ものづくりのまちとして発展してきました。ものづくりを軸としたまちづくり施策により、世界的な認知を獲得し、産業振興に寄与し、多くの人が訪れる地域へと進化し続けています。
ものづくりに関わる産業やプレーヤーの周辺には、いま新たな担い手として、様々な生業や事業をつくる若者たちが増えています。ものづくりだけではない、より豊かな地域社会、地域経済の在り方を、地域住民やプレーヤーを繋ぎ合わせることで、実現できないだろうか。
地域の様々なリソースを編集することが、コミュニティを醸成し、新たな人の流れを生み、相乗的な地域全体の盛り上がりをつくっていく。そのために人が集まり、つい行きたくなる、そんな場所づくりからスタートします。それを仮に『本屋』として、そこが地域の編集室となり、地域のハブとして機能することを目指します。

Pick Up Project

Sanjo Publishing

新潟県三条市の市街地において、プレーヤー同士のつながり、コミュニティの醸成、新たな人の流れ、そういったものを画策し、地域に必要とされるような場所=まちの本屋さんと編集室の立ち上げを行います。
本を売る、本を紹介する、本をつくる、本を通じて人とつながる、本にヒントをもらう。本は選定と組み替えによって、人を引き寄せる強力なツールとなります。本を通した様々なコミュニケーションの実験をしながら、まち全体がゆるやかに繋がることができるのではないかと考え、このプロジェクトがはじまりました。本を愛するまちには、本を愛する人が増え、そこから新たなプロジェクトがはじまるクリエイティブな循環が生まれることを期待しています。
具体的には、書店の経営をしながら、編集や制作業務を受けたり、またカフェやバーといった軽飲食を併設することで相乗的に賑わいを生むようなビジネスを作っていきます。またこうした動きがまち全体に波及し、将来的にはより直接的なまちづくりも担っていくことを目指しています。

Start: 2021年2月
Member: 水澤陽介
Website: http://project.nextcommonslab.jp/project/community-bookstore/

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